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産み分けカレンダーって当たらないの?辛口で本気コメントします
産み分けカレンダーを用いた産み分けは、希望の性別の赤ちゃんをさずかりたい夫婦に人気です。
・お金がかからない
・自宅で簡単にできる
・産み分け成功率が高いという噂(?)
このあたりが人気の理由だといえますね。
しかし、ズバリ産み分けカレンダーは当たる?当たらない?と言われれば、産み分けしたい人には「当たらないですよ。信じないでください」と答えるしかありません。
そもそも、産み分けしたい人が、産み分けカレンダーが当たるかどうかの議論をすることに意味はありません。産み分けカレンダーは、ただの占いでしかないからです。
また、妊娠した人が、お腹の子の性別が気になって、産み分けカレンダーで占うのも、科学的には意味がありません。だって、予測不可能な未来とは違って、赤ちゃんの性別は受精した瞬間に決まっているから。
それをわかったうえで、「どっちかな^^」と純粋に赤ちゃんの性別を楽しみにしている人が、あくまで占い的に使うのは自由です。そんな妊婦さんのささやかな楽しみまで、わざわざ奪いたいとは私も思いません。
が、
「赤ちゃんの性別に希望がある人」は、科学的根拠も統計的根拠もないものに惑わされてはいけませんので、産み分けカレンダーは使わないほうが幸せになれるでしょう。
後から振り返って、「後方視的に」当たっていた・当たっていなかったと確認することはできるかもしれませんが、「前方視的に」産み分けを狙うために使うことはできません。
産み分けカレンダーは、占いなので、もはや花占いと同じレベルです。
「好き・きらい・好き・きらい・好き、じゃあ●●君は私のことが好きなのね!」
このノリで、
「男の子・女の子・男の子・女の子・男の子、じゃあこの月にタイミングを持てば、お腹の子は男の子ね^^」
産み分けカレンダーを使って産み分けしようとすることは、これと大差ないということです。
ちょっとでも本気で産み分けをしてみたい人に、お勧めできる方法ではありません。
産み分けで切実に悩んでいる人に対して、あまりに適当な情報がネットに飛び交っている現在の状況は、とても残念ですね。
産み分けカレンダー:中国版はどんなもの?
産み分けカレンダーでは、中国版が一番知名度がありますよね。
中国式産み分けカレンダーは、700年以上も前に作られたものだそうです。世界で一番実践者が多いのも、この産み分けカレンダーですね。
実際のカレンダーの掲載は控えますが、妊婦の年齢(数え年)と妊娠した月を縦横に並べ、2つが交わった部分に「男児」「女児」の結果が書いてあります。
例えば、31歳の女性が6月に妊娠すれば、女の子。12月なら、男の子が産まれるよ、という内容ですね。
…もはや完全に「花占い」の世界です。こんなに簡単なことで産み分けできるなら、誰も悩んでないんじゃないでしょうか。
ここで、中国式産み分けカレンダーが有名になった背景にも触れておきましょう。
中国では、かの悪名高い一人っ子政策が長きにわたって実施されてきた歴史、かつ男児が重宝されるという社会の特性があります。したがって、男児を産み分けできるかどうかは、夫婦にとって死活問題だったわけです。
そんな中、この中国式カレンダーが発見され、一躍世界的なブームとなりました。
中国での的中率(産み分けカレンダー通りに男児が産まれた確率)は8割とも9割ともいわれています。実際、中国で生まれる男児は明らかに女児よりも多く、結婚適齢期に「男余り」なる問題も発生しているほど。
しかし、これは本当に「産み分けカレンダーのおかげ」なのでしょうか?
それを知るには、中国の実態を知らなければならないでしょう。何が何でも、男児を産まなければならなかった結果、中国ではひっそりと「間引き」が横行していたと言われています。
これでも、あなたは中国式カレンダーを信じますか?
産み分けカレンダー:ブラジル版はどんなもの?
ブラジル式産み分けカレンダーは、ブラジルで発見されたということ以外、発祥についての詳細はわかっていません。
こちらも、妊婦の年齢と受胎月を掛け合わせて占うもので、基本的には中国式と同じような使い方です。
違いと言えば、中国式は妊婦の年齢が数え年(=生まれた年を1歳と数える)で、受胎月が旧暦であること。対して、ブラジル式は妊婦の年齢が通常の数え方、かつ受胎月もグレゴリオ暦(西暦)なので、見やすい産み分けカレンダーになっています。
ただ、中国のカレンダーとブラジルのカレンダーを比較してみると、結果は違います。一方で男の子と出ても、他方で女の子と出たりします。
あくまでも占いですから、エンタメ的な感覚で使う分には楽しいでしょう。当たるも八卦当たらぬも八卦、というわけです。
産み分けカレンダーの確率は?
私も、中国式やブラジル式の産み分けカレンダーの信憑性を調べるべく、産み分けカレンダーに関するサイトを国内外問わず見回ってみました。
しかしながら、書かれている確率は全部バラバラ!
7割だったり9割だったり、まさかの99%と書かれているサイトも。また、人種によって微妙に確率が異なる、と書かれているサイトもありました。
独自でアンケートを取った確率が掲載されているサイトもありましたが、これはあくまで自己申告制。このサイトの管理者の方が、統計学的に有意な(=有効な)サンプルを集めて集計したわけではありません。
※このサイト様が悪いと言いたいわけではなく、「アンケート結果がこうなら、これが正しい統計なんだ」と思い込まないようにしてほしいだけです。
少しでも統計を勉強したことがある人ならご存知かと思いますが、本来のアンケートというのは、偏りのないサンプル設計こそが成功失敗を決めます。そのステップを踏んでいない以上は、どのような確率が出たとしても、統計的な意味はありません。
話がそれましたが、本気で産み分けカレンダーの有効性を実証した人は、結局世界に誰一人としていないのです。それもそのはず、何度も言うようですが、「産み分けカレンダーは占いでしかないから」です。
結局、産み分けカレンダーの信憑性はないの?
産み分けカレンダーの信憑性が気になっているということは、下記のいずれかではないでしょうか?
①あなたが占いの延長線上で産み分けカレンダーに興味がある
②妊娠中で、誰かから産み分けカレンダーのことを言われ、本当に当たるのか信憑性が気になる
③産み分けを希望していて、本当に産み分けカレンダーの効果があるのか知りたい
ここまでお読みいただいて、信憑性があるかもしれないと思うなら、私のサイトだけでなく他のサイトにもいろいろな情報が書かれていますので、心行くまで調べていただければいいでしょう。
ただ、もし③の理由でこの記事をご覧になっているのであれば、妊娠の仕組みが科学的に解明されている今、エビデンスベースで開発された産み分け方法を試すほうが、現実的かつ効果的です。
・パーコール法
・着床前診断
・産み分けゼリー
産み分けをちょっとでも本気で考えたことがある人なら、一度は聞いたことがある言葉ばかりかもしれません。
この中で通院不要で、他の方法よりもはるかに安価で試せて、100%は無理でも産み分けの確率を確実に上げられるのは、「産み分けゼリー」一択です。
詳しくは、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
⇒参考記事:ベイビーサポートの効果的な使い方やタイミング!7つのポイントとは
⇒参考記事:ジュンビーのピンクゼリーの値段はとても安かった!
お読みいただき、ありがとうございました。